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天気が良ければ訪ねて行きます
(商品コード:201224)
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ソウルでの生活に疲れ切ったヘウォンは、
ひと冬を故郷で過ごそうと、山と湖に囲まれた片田舎のバス停に降り立った。
隣の空き家は、いつの間にか小さな本屋になっていた。「グットナイト書店」。
店主のウンソプにとってヘウォンは、初恋の人だった。
彼女が戻ってきたことで、静かな冬の生活が変わっていく……。
外は冷たい銀世界が広がり、グッドナイト書店の中は温かく穏やかな時間が流れる。
ふたりの間には、雪の結晶のように、ひとつふたつと少しの重たさも感じさせずに、
愛情が舞い落ちていく。ゆっくりと溶けていく痛みと孤独。
やがて明らかになる過去の秘密とは――。
傷つくことを恐れる人、傷つくことに疲れた人。
それぞれが再び人生を歩み始めるまでの、心温まる愛の物語。
翻訳書では異例の売れ行きを伸ばす『82年生まれ、キム・ジヨン』『あやうく一生懸命生きるところだった』など、
近年、日本人の共感を呼ぶ韓国文学が続々と刊行され、注目度が高まっています。
本書は、ヒーリングロマンスという新しいジャンルで、韓国で20万部を超えたベストセラー。
パク・ミニョンとソ・ガンジュンが豪華共演した人気ドラマの原作小説です。
- 著者紹介:イ・ドウ
- 小説家。中央大学校文芸創作学科を卒業し、ラジオ脚本作家、コピーライターとして働いた経歴を持つ。作品に、作家コン・ジンソルと番組プロデューサーのイ・コンの寂しくて切ない愛の物語を描いた『私書箱110号の郵便物』、いとこ同士のスアンとトゥルリョンの美しくも痛みを伴う成長と思い出を描いた『寝間着を着なさい』がある。温かい視線と、深みのある叙情的な文体で多くの読者から愛され、その作品は韓国国内で「ゆっくり大切に読みたい本」と評される。最新作『天気が良ければ訪ねて行きます』に続き、次の小説『本執事』を執筆中。最新刊のエッセイ集『夜は話をする良い時間ですからね』も好評。
- 訳者紹介:清水博之(しみず・ひろゆき)
- ライター。翻訳作品にイ・ラン『神様ごっこ』CDブックレット(2018年、Sweet Dreams Press)、韓国語で執筆したエッセイに『韓国タワー探究生活』( 2015年、YOUR MIND) などがある。日本では雑誌『中くらいの友だち』(韓くに手帖舎・編/皓星社・刊)などで執筆。韓国ソウルにて「雨乃日珈琲店」を運営。