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ドラッカーの講義
~マネジメント・経済・未来について話そう~
(商品コード:100928)
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大学の階段教室。その机の端にちょっと腰を落としながら、
ドラッカーの目はメガネの厚いレンズを通して学生たちを見つめ、
その学生の耳はドラッカーの一言一言に釘付けになっている。
その講義はどこまでも魅力とユーモアにあふれ、
ある学生に言わせると、陽気なスタイルのおかげで、
「がらんとして殺風景な階段教室が心地よい空気に満ちあふれた快適な居間に」変身する。
最高の経営思想家は、教室という限られた空間のなかで
どのようなことを伝えていたのでしょうか?
彼の講義を直接聞いた人々は、著作には表れないドラッカーの新たな一面に遭遇しました。
本シリーズでは、1940年代から永眠する直前まで、
半世紀に及ぶドラッカーの講義を収録しています。
移り変わる時代の中心でドラッカーがひたすら取り組んでいたテーマは何か?
その思想はどのように変化し、本当は私たちに何を伝えたかったのか?
人類の歴史上初めて、私たちは自分自身を経営する責任を負わされています。
こんな話は誰も教えてくれません。学校も、大学も……
ドラッカーが本当に伝えたかったことが今、明らかになります――【各界の著名人激賞!】
ドラッカー研究者 上田惇生氏
ドラッカーが、半世紀前に初めて世に問いかけたそのことばは、
今でも当時とまったく変わらない輝きを放っている。
その価値は、今も、あしたも、10年後も50年後もそして100年後も変わることはない。
『ビジョナリー・カンパニー』シリーズ著者 ジェームズ・C・コリンズ
ドラッカーの幅広い思想とその対象となった歴史の流れの両方を的確に凝縮している。
アメリカの最も偉大な思想家の奥深さと眼力の鋭さが読む者に迫ってくる、
わくわくする書物に仕上がった。
『モチベーション3.0』著者 ダニエル・H・ピンク
本書にとり上げられた講演や講義は、今でも、
実際に本人が語った当時とまったく変わらない説得力がある。
あらゆる経営者がその本棚におさめておくべき必読書。
『1分間マネジャー』著者 ケン・ブランチャード
『もしドラ』のヒットが証明したのは、ドラッカーがすぐれたエンターテイナーだったことだ。
今後は、その資質の見直しが進められるだろう。
その際、彼の講義を集めたこの本は、第一級史料として位置づけられるはずだ。
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメントを読んだら」』 岩崎夏海
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- はじめに
- 1940年代「どうすれば人間としての存在は可能になるのか」「国の神話」
- 1950年代「継続的完全雇用を維持する問題」
- 1960年代「初めてのテクノロジー革命とその教訓」「大きな組織におけるマネジメント」
- 1970年代「環境にまつわる政治学・経済学」「今の私たちに見えているアメリカの教育の将来像」
「経営とその将来像」「世界の経済と社会における構造的変化とアメリカ企業に対するその影響」 - 1980年代「ますます複雑さを増す大組織のマネジメント」「情報を基盤にした組織」「知識の講義Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ」
- 1990年代「新たな課題」「自分の居場所がわかっていますか」等、計11講義
- 2000年代「グローバル化について」「非営利組織を経営する」等、計6講義
本書は『ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~』
『ドラッカーの講義(1991-2003)~マネジメント・経済・未来について話そう~』(共に小社刊)を再構成したものです。
生前、ドラッカーの講義を直接聴いた人たちは、
著作には表れないドラッカーの一面を目の当たりにする機会に恵まれました。
そうした講義を聴いた人たちと同じ経験を伝えることによって、
読者はドラッカーの新たな一面を発見できるでしょう。
(編集担当:白山裕彬)
- 著者紹介:P. F. ドラッカー
- 1909年、オーストリア、ウィーンに生まれる。 著述家、大学教授、経営コンサルタント、そして自称“社会生態学者”。
人間が人間自身を組織化する手法を探究し、生態学者が生態系を観察して分析するのと同じような姿勢で行動した。
「ビジネスウィーク」誌で“経営を発明した人物”と称えられたドラッカーは、ホワイトハウス、ゼネラル・エレクトリック、IBM、インテル、プロクター&ギャンブル、米国ガールスカウト、救世軍、赤十字、全米農業労働者組合など社会のあらゆるセクターにおける多種多彩な組織の数多くのリーダーに直接影響を与えた。 サラ・ローレンス・カレッジ、ベニントン・カレッジそしてニューヨーク大学で教えたあと、最後の30年以上はクレアモント大学院大学で教鞭をとった。
2002年、市民に与えられる最高の栄誉、自由勲章を受賞。2005年11月、96歳の誕生日を迎える直前に他界した。
- 編者紹介:リック・ワルツマン
- クレアモント大学院大学ドラッカー・インスティテュートのエグゼクティブ・ディレクター。
当研究所は、その大部分が、P.F.ドラッカーのアイデアや理想をさらに発展させる活動になっている。 「ブルームバーグ・ビジネスウィーク」電子版に寄稿するコラムニストでもある。 マーク・アラックスとの共著The King of California: J.G.Boswelland the Making of a Secret American Empire はベストセラーとなり、 「サンフランシスコ・クロニクル」紙の2003年最優秀書籍、「ロサンゼルス・タイムズ」紙の年間最優秀ノンフィクション書籍のそれぞれ10冊のうちの1冊に選ばれたほか、 カリフォルニア図書賞やウィリアム・サロイヤン国際著作賞なども受賞している。 ドラッカー・インスティテュート以前には、20年間「ウォールストリート・ジャーナル」と「ロサンゼルス・タイムズ」紙で新聞記者、編集者、コラムニストとして働いた経験がある。
- 訳者紹介:宮本喜一(みやもと・よしかず)
- ジャーナリスト、翻訳家。1948年奈良市生まれ。
71年一橋大社会学部、74年同経済学部卒業。同年ソニー株式会社に入社し、おもに広報、製品企画、マーケティングを担当。98年独立して執筆活動をはじめ、現在に至る。著書に『ソニーは銀座でSONYになった』『ロマンとソロバン』(プレジデント社)、『井深大がめざしたソニーの社会貢献』(ワック)、『マツダはなぜ、よみがえったのか?』(日経BP社)など。翻訳書には、『アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか?』(ダイヤモンド社)、『ジャック・ウェルチわが経営(上・下)』(日本経済新聞出版社)、『ドラッカーの講義』『成功哲学』(アチーブメント出版刊)など多数。